豊中から車で約1時間半、身近な山、金剛山にハイキングしに行きました。
伏見林道入口へ
当初はロープウェイに乗り、そこから30分だけ山頂に向けて歩く予定だったのですが、まさかの運休中だったので、予定外にがっつりハイキングになりました。金剛山はいくつか登山コースがありますが、登山初心者の私達は極力安心な道を進みたかったので、コンクリートで整備されてる伏見林道コースを選びました。大阪府立金剛登山道駐車場(600円)に駐車して、少し坂を降りたところに登山口があります。
最初から私的には結構勾配のきつい登り坂が続きます。運動不足の私は、5分ぐらいで登山しようとしたことを後悔しました…
坂を登って行くと、沢が流れる方への分かれ道がありました。予定していたコンクリート道には私道につき通行禁止と書かれた看板が横に置いてあったので、、私達は行ってはいけないものだと勘違いをして、沢の道を行くことにしました。これが、当初予定していた道と違うと気づいたのは約1時間、沢の横道を、いや、沢そのものを濡れながら登った後でした…1時間ぐらいは誰ともすれ違わず、、道も途中で無くなったり、出てきたりの不安との葛藤の中スマホのマップで大体の方向だけを頼りに登っていました。
30分ぐらいのハイキングのつもりで来たのに、ロープが付いた岩肌を登ることになるとは…引き返そうかと悩みながら進んでいました。1時間ぐらい沢を登ったぐらいで老夫婦(・・森の精に見えた)に出会い、この道も間違っていない事を教えてもらい、やっと山の風景を楽しむ心のゆとりが出てきました。
細い道を登り続けていると、人の声が聞こえはじめ、そちらに進んでいくと、大きな道に出てきました。これです、この道です、私達が登るべき道だったのは…なんて、気持ちいい道なのでしょうか。
福石を撫でて、
夫婦杉とパシリっと撮って、
ちょっとだけ色が変わっていた紅葉を楽しみました。
いろんな思いをしてたどり着いた山頂は、それは感慨深いものでした。肌寒い山頂で食べたカップラーメンはここ数年で食べたラーメンの中で1番体に染み渡りました。なにより、下調べ不足を反省した1日となりました。下山は整備されている道を歩くこと1時間ぐらいで着きました。しかし、結構な勾配の坂がひたすら続いたので、もし予定どおりこちらの道で登っていたら、もしかしたら、心が折れて登頂できていなかったかもとも思いました。
ただ、迷う恐れがかなりあるので沢の道は初めての方にはおすすめしません。
以上、見切り発車の夫のせいで遭難しかけた妻の悲劇でした・・
場所 | 金剛山 |
豊中からの移動時間 | 約1時間半 |
登山時間片道 | 約60分~100分 |
駐車場 | 600円 |